各住宅会社はお客様の満足度アップため、
お客様に「感動」を与える場面を作ります。
例えば、お引渡しの際に赤いカーペットを敷いて、
紅白のテープカット、とか。
着工式や竣工式に関係業者を集めて、
自己紹介や意気込みなどを話してもらいます。
これにお客様は喜び、感動するんです。
住宅会社に対する信頼度がアップします。
信頼関係が向上することはお互いにメリットがありますし、
本当に大切なことです。
だた、これは実際の住宅のプランや性能、デザインとは
全く関係無い、「儀式」・「セレモニー」の類です。
真の住宅会社は提供する住宅で感動を与えます。
そのご家族のライフスタイルをしっかりつかみ、
確実にプランに反映させる。
あっと思わせるプランを提示してきます。
性能は、商材を厳選し、性能数値にこだわる。
部材の納まり一つでも洗練されたディテールで仕上げる。
そこに感動が生まれます。
それは住んでみて、時間が経つにつれ
じわっと、徐々に大きくなっていきます。
「感動の継続」が起るわけです。
「この家で本当に良かった。」と。
赤いカーペットでのテープカットは
毎日やる訳ではありませんし、
1回やればもう十分、2回目は何の感動もありません。
冷静になって自分の手に入れた住宅に住んでみて
再び感動が湧きおこりますか?
(テープカットする家が感動しない、というこではありませんので、
誤解の無いように・・・。)
もし仮に、
各部屋にクローゼットが欲しい、とか
和室は8畳がいい、などと
ハウスメーカーの営業さんにプランお願いすると
ちゃんとその通りのプランを早速もってきてくれます。
「すぐにきれいなボードを持ってきてくれた」という感動はあれ、
そのプラン、感動できますか?
あたなの言った通りに作っただけですよね。
ソフトを動かせれば誰でもできそうです。
本当は、
あなたのご家族の構成や生活スタイル、予算から考えると、
部屋ごとのクローゼットなんかよりは、
ファミリィークローゼットの方が適しているかもしれません。
和室も8畳でなく4.5畳でいいかもしれない、
もしかしたら和室自体がいらないかも。
きちんと理由を説明されて納得いけば、
感動しませんか?
これがプロが与える本当の感動なのです。